性感染症は性行為をはじめとした性的な接触によって感染します。以下に性感染症でみられる症状をご紹介しておりますが、自覚症状が現れない方もいらっしゃいます。感染が判明した場合には、パートナーにも必ず検査を受けてもらいましょう。
男性は泌尿器科または性感染症科へ、女性は産婦人科または性感染症科へご相談ください。
また、少しでもいつもと違う違和感を感じたら受診して、検査を受けることが早期発見・早期治療に役立ちます。
当院は吉祥寺駅から徒歩1分で、土曜・日曜・祝日も診療を行っております。通院しやすい環境を整えておりますので、お気軽にご相談ください。
当院の診療体制
吉祥寺まいにちクリニックでは、性病の検査・治療を保険診療または自費診療で行っております。女性のデリケートゾーンの診療は平日午前診療時間のみ女性医師が行っております。
女性にみられる症状
おりものの量や色に変化があった
おりものの色が変化した
茶色
(血液が混じっている)
茶色のおりものは、不正出血が疑われます。生理の前後や排卵日に生じることがありますが、それ以外のタイミングで生じた場合や慢性的に生じている場合は婦人科を受診してください。また、性感染症の症状として生じることもあります。茶色のおりもので疑われる疾患は以下の通りです。
など
黄色がかっている
黄色がかった黄白色のおりものがみられる場合は、白血球や細菌が混じった膿性のおりものの可能性があります。性器のかゆみや下腹部の痛みを伴うことが多く、以下のような性感染症が疑われます。婦人科への受診をお勧めします。
など
おりものの性状が変化した
泡立って悪臭がする
おりものが泡立って、アンモニアや魚の腐敗臭のような悪臭がある場合には、トリコモナス膣炎が疑われます。おりものの色が黄緑色に変化することもあります。婦人科への受診をお勧めします。
ネバネバしている
ネバネバしていて黄白色から黄緑色のおりものがみられる場合には、クラミジア感染症や淋菌感染症などが疑われます。かゆみや痛みを伴うことも多いです。婦人科への受診をお勧めします。
おりものの臭いが変化した
それ以外の不快な臭い
生臭さ以外の不快な臭いのおりものがみられる場合には、常在菌などの一般細菌による感染が疑われます。稀ですが、子宮頸がんや子宮体がんなどの可能性もありますので、婦人科を受診してください。
- 子宮頚がん
- 子宮体がん
- 細菌性腟炎
- 細菌性腟症
のどの腫れや発赤がある
のどの痛みがある
のどの赤み・腫れがある
のどにできものができた
強い痛みを伴う
水疱ができた
のどに強い痛みを伴う水疱ができた場合には、咽頭ヘルペスが疑われます。咽頭ヘルペスでは飲み込むことが困難になるほどの激しい痛みを生じ、高熱・潰瘍などを生じることがあります。
性器や肛門にできものができた
痛みを伴うできもの
しこりのような
できものができた
腟の入口の左右にあるバルトリン腺の開口部が詰まってしまうバルトリン腺腫瘍が疑われます。通常痛みはありませんが、バルトリン腺に常在菌が侵入して感染を起こすと炎症して膿が溜まると、バルトリン腺潰瘍を発症し、大きく腫れて激しい痛みを生じます。
- バルトリン腺潰瘍
赤く膿を持った
発疹ができた
赤く膿を持った発疹が性器や肛門にできた場合には、毛包炎(毛嚢炎)が疑われます。疼くような鈍い痛みが生じることがあります。
- 毛包炎
痛みを伴わないできもの
イボのような
できものができた
性器や肛門にイボのようなできものが生じた場合は、尖圭コンジローマや真珠様小丘疹が疑われます。尖圭コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染によって生じる性感染症です。痛みは基本的にはありませんが、かゆみや違和感を生じることがあります。真珠様小丘疹は尖圭コンジローマに似ていますが、生理現象で生じるイボで治療の必要はありません。鑑別が必要になるので、イボのようなできものが現れた際は受診しましょう。
- 尖圭コンジローマ
- 真珠様小丘疹
しこりのような
できものができた
性器や肛門にしこりのようなできものが生じた場合には、梅毒や皮下腫瘤が疑われます。梅毒は放置してしまうとバラ疹やゴム種などを生じ、最終的には深刻な疾患を引き起こすことがありますので、早期の治療が重要です。
- 梅毒
- 皮下腫瘍
ブツブツができた
小さくて白いブツブツが小陰唇などにできた場合はフォアダイスが疑われます。ブツブツの中には脂肪がたまっており、生理現象によって起こります。病気ではないので、感染などは起こりません。
- フォアダイス
性器周辺にかゆみがある
おりものからの悪臭・
排尿痛を伴う
性器周辺のかゆみがあって、おりものからの悪臭や排尿痛を伴う場合には、以下の性感染症が疑われます。婦人科への受診をお勧めします。
男性にみられる症状の例
尿道から膿が出た
性器周辺のかゆみ
尿道のかゆみ
亀頭・包皮のかゆみ
陰嚢のかゆみ
陰嚢に強いかゆみ・湿疹・ただれなどが生じている場合には、陰嚢湿疹が疑われます。複数の感染症を合併しているケースもありますので、陰嚢の強い痒みがある場合には当院までご相談ください。
- 陰嚢湿疹
のどの腫れや発赤がある
のどの痛みがある
のどの赤み・腫れがある
のどにできものができた
強い痛みを伴う
水疱ができた
のどに強い痛みを伴う水疱ができた場合には、咽頭ヘルペスが疑われます。咽頭ヘルペスでは飲み込むことが困難になるほどの激しい痛みを生じ、高熱・潰瘍などを生じることがあります。
性器や肛門にできものができた
痛みを伴うできもの
赤く膿を持った
発疹ができた
赤く膿を持った発疹が性器や肛門にできた場合には、毛包炎(毛嚢炎)が疑われます。疼くような鈍い痛みが生じることがあります。
- 毛包炎
痛みを伴わないできもの
イボのような
できものができた
性器や肛門にイボのようなできものが生じた場合は、尖圭コンジローマや真珠様小丘疹が疑われます。尖圭コンジローマは、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染によって生じる性感染症です。痛みは基本的にはありませんが、かゆみや違和感を生じることがあります。真珠様小丘疹は尖圭コンジローマに似ていますが、生理現象で生じるイボで治療の必要はありません。鑑別が必要になるので、イボのようなできものが現れた際は受診しましょう。
- 尖圭コンジローマ
- 真珠様小丘疹
しこりのような
できものができた
性器や肛門にしこりのようなできものが生じた場合には、梅毒や皮下腫瘤が疑われます。梅毒は放置してしまうとバラ疹やゴム種などを生じ、最終的には深刻な疾患を引き起こすことがありますので、早期の治療が重要です。
- 梅毒
- 皮下腫瘍
ブツブツができた
小さくて白いブツブツが陰茎などにできた場合はフォアダイスが疑われます。ブツブツの中には脂肪がたまっており、生理現象によって起こります。病気ではないので、感染などは起こりません。
- フォアダイス